①検温・消毒
②問診票の記入
③問診
④写真・動画撮影(治療前の撮影は、初診時のみ)
⑤治療
⑥写真・動画撮影
検温・消毒
来院して検温と消毒をしていただきます。
問診票の記入
マヒ発症1週間くらい前から本日までのお体や麻痺症状について記入していただきます。
下記は、事前にメモの上ご来院ください。
- 発症した日
- 発症前1週間くらいの症状
- 発症から当院初診時までの症状に経過(変化)
- 妊娠または特有の疾患※の有無
※特有の疾患名:糖尿病、高脂血症、高血圧、B型肝炎、緑内障(白内障)
問診
問診票に基づいて質問いたします。
患者様と治療者の間で、患者様が抱えている悩みについて共通認識を持つために行います。
病院での治療と指示されている自宅でのセルフケアの方法についても確認させて頂きます。
病院から渡されたリハビリ等の資料がある場合は、ご持参ください。
写真・動画撮影
治療効果を客観的に確認するために写真・動画撮影を行います。
初回治療の前後、1ヶ月経過ごとの治療後に撮影します。
写真撮影の静止画だけでは改善が分かりづらいですが、動画撮影により変化・改善の度合いを患者様と共有できるようになりました。
治療開始後1ヶ月ごとに治療効果を判定し、写真・動画による変化がみられない場合は、患者様のご要望も踏まえて治療の中止を検討します。
改善が映像で分かりづらい場合でも、患者様が感じる 「違和感」(顔を動かしづらい、こわばりがある等)について鍼治療の効果を感じることも多いので、一方的に治療を中止しないのでご安心ください。
撮影は、患者様の同意を前提としております。
歪んでしまったお顔を撮影されるのはお辛いと思いますが、マヒ状態の客観的判定に必要と考えておりますので、ご同意くださるようにお願いします。
撮影をご同意頂けない場合でも治療いたします。
また、後日撮影をご希望の場合は、お気軽にご相談ください。
治療
東洋医学的診断方法(脈診、舌診、腹診)を用いて現在のお体の状態を確認してから治療を行います。
プレマッサージ
鍼の前に首・肩をほぐすことで、顔面神経への血流をより一層高めます。
首は、心臓から頭部・顔面部に新鮮な血液を送る通り道です。首がこっている場合、顔面神経の再生に必要な血液も十分に供給されないため、神経の再生のためには首もほぐすことがとても重要です。
鍼灸治療
「脚(膝から足首)、腕(肘から手首)、腹」の一部または全部に鍼またはお灸をします。
「顔面神経に関連したツボ」に鍼をして、15分間程度刺したままにします。(置鍼:ちしん)
日本顔面神経学会の治療ガイドラインに基づき「低周波神経筋電気刺激(パルス)治療」を行っておりません。
術後マッサージ
首、耳の周り、側頭部、後頭部にかけて、より一層血流を改善するためにマッサージをします。
解剖学上、耳たぶの後ろ側に顔面神経の通る孔(あな)がありますので、顔面神経への血流改善のために耳たぶの後ろ側をほぐすことはとても重要です。
東洋医学上も耳たぶの後ろ側には顔面神経麻痺や耳の疾患、頭痛等に有効なツボ(1例、翳風:えいふう)があり、東西医学の考え方は一致しています。
麻痺症状が強い場合、耳の後ろ側が硬くなっていることが多く、まれに鍼による刺激が残る場合がありますので、その刺激感を緩和するために優しくマッサージをします。
お顔のマッサージは行っていません。
写真・動画撮影
初診の治療前後および1ヶ月ごとの治療後に撮影します。
顔面神経麻痺でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
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