年齢とともに薄くなる髪、「まぁ、仕方ないかぁ」と前向きに捉えられるのは一部の人で、「人の目を気にしないでいられる位の髪の毛が残っていてほしい」と多くの人が思っているのではないでしょうか。
髪の毛は、頭蓋骨と共に脳を守る機能的役割がありますが、現代では、髪の毛の有無が自尊心や心理状態に与える影響の方が大きいと言われています。
年齢が若い時に薄くなる方が、高齢になってから薄くなるよりも心理的負担は大きく、QOLの低下にも繋がりかねません。
薄毛治療は、毛根が死滅していなければ、どの段階の薄毛でも治療・改善することが可能です。
きっとお力になれると思いますので、お気軽にご相談ください。
目次
- 薄毛になってこんな悩みが
- ストレスは抜け毛の原因
- コロナ感染後の抜け毛(患者様)
- コロナ感染後の抜け毛(院長)
- 髪の毛の衰えは頭皮から
- 知っておくべき薄毛治療薬
- ミノキシジルの効く人・効かない人
- 当院の薄毛治療
薄毛になってこんな悩みが
以下は、当院で治療された患者様のリアルなお悩み・体験談です。皆さん、本当にたくさん悩まれてます。
【患者様のリアルなお悩み・体験談】
- 分け目、つむじが目立つ
- 枕・排水口の抜け毛が増えた 恐怖でしかない!
- エスカレーターで上から見られるのがイヤ!
- 立っている人に頭頂部を見られるのがイヤで電車で座れない
- エレベーターの監視カメラの映らない場所に移動する
- 帽子が手放せない
- 美容院に行きたくない
- 薄毛を隠すパウダーが面倒くさい 雨の日が不安
- 薄毛でウィッグにしたけど、温泉に行けない
- 薄毛治療薬の効果が減ってきた
- 薬は使いたくない
- クリニックで「薄毛になりたくなければ、一生薬を飲み続けなければいけない」と言われた 体に影響ないか不安
- 育毛剤、薄毛整体、皮膚科、AGAクリニック、いくつも治療してきたけど効果なかった あとはウィッグかぁ 植毛はしたくないし・・・、
- ここで撮影してもらうまでサイドと後頭部の薄毛に気付かなかった! こんなんじゃ会社に行けない!
- コロナ感染後(ワクチン接種後)に抜け毛が増えた
ストレスは抜け毛の原因
ストレスは、抜け毛の原因となります。
受けるストレスが強過ぎたり、長期間つづいたりした場合は、抜け毛の原因となりえます。
日々生活していれば、いろいろなストレスを受けますが、自分なりのストレス解消法でストレスをコントロールできていれば、一時的に髪の毛が抜けたとしても、抜け続けることはないので気にし過ぎないようにしましょう。
薄毛・抜け毛の不安は、ストレスになります。
ストレスは、交感神経を活発にして抹消血管を収縮させるので髪の毛に必要な血液が十分に髪の毛に届かなくなります。
薄毛の悩みがストレスになり
⇓
そのストレスが頭皮の血管を収縮させて
⇓
髪の毛に必要な血液が不足
⇓
さらに薄毛になる
このような悪循環は一刻も早く断ち切りましょう!
AGA、FAGA、FPHLに限らずどんな病気でも、
軽症のうちに治療した方が短期間で治るので治療費も安くなります。
思い立ったが吉日です。
コロナ感染後の抜け毛(患者様)
患者様は、30代女性。大きな病院の看護師さん。
この写真は、1度の入浴後、排水口にたまった髪の毛を撮影したものです。
治療を開始して3ヶ月後、薄毛で不安だった当時の心境をあらためてお話ししてくれた際にこの写真を下さいました。
〇2021年、コロナに感染
しばらくして徐々に髪の毛が抜け始める。
〇2022年7月、突然大量に抜け毛が始まる。
〇2022年7月、病院で頭皮につけるミノキシジルを処方される。
サプリメントも飲み始める。
〇2022年10月、ミノキシジルとサプリメントは効果がなく、当院で「薄毛治療+体」の治療を始める。
〇2022年12月、ご本人が満足する毛髪量まで回復したので薄毛治療を終了。
以下は、治療経過の患者様ご本人のコメントです。
※治療経過・結果・感じ方には個人差がありますが、参考として記載しています。
- (1回目の治療後)
治療当日から、髪の毛が元気になった。
抜け毛も少し減った気がする。 - (1ヶ月後)
産毛が生え始めた。
髪の毛にコシが出てまとまるようになってきた。
分け目も気にならなくなってきた。
ヘアパウダーを使用していたが、もう必要なくなった! - (3ヶ月後)
薄毛、抜け毛はまったく気にならなくなり、やっとヘアサロンに行けるようになった。
コロナ感染後の抜け毛(院長)
院長自身もコロナ感染後に前頭部から頭頂部にかけて地肌が見えるほどの急激で大量の抜け毛を経験しています。
薄毛で悩まれている皆様が不安になったり、自信を喪失する気持ちは痛いほど分かります。
「入浴後の排水口にたまる髪の毛が増えたなぁ」とはなんとなく思っていましたが、患者様と一緒に撮った写真に映る自分の頭頂部を見るまで、まさかここまで薄毛が進行しているとは気付きませんでした。
「男性だし、もう若くないのでこのまま生きていこうか」と一瞬思いました。
しかし、
『薄毛治療をしている先生が薄毛? 本当に効果あるの?』
と、患者様を不安にさせたり、信頼を失ってしまうと考え直して、年明けから週に1~2回自分で治療を行いました。
結果、わずか2ヶ月半で薄毛が気にならないほどに回復しました。
※一般的に薄毛治療で発毛を実感し始めるのに早くて3~6ヶ月と言われています。
【コロナ感染後の薄毛治療の経過】
〇2022年11月中旬、コロナ罹患
〇2022年12月中旬、大量の抜け毛が始まる
排水口にたまる抜け毛が増えた気がしていたが、あまり気にしていなかった。
〇2022年12月下旬、患者様と一緒に撮った写真の自分の頭部を見て驚愕!
〇2023年1月1日、自身で薄毛治療開始
咳が続いていたため、肺の治療も追加
〇2023年3月中旬、薄毛が気にならないほどに回復
今では、このような経験をしたことを良かったと思っています。
それは、
〇患者様の不安な気持ちに、より一層親身になって寄り添うことができます。
〇これまで習得した薄毛治療技術を自分に試すことができたので、さらに効果の高い技術へと改良することができました。
髪の毛の衰えは頭皮から
良い農作物(髪の毛)を作る決め手は、良い土壌(頭皮)を作ること
健康な毛髪には、十分な血液が必要です。
毛髪を作り出す毛乳頭は、毛乳頭の周りの毛細血管から栄養を受け取っています。
血液は、食べたものから作られますので、「バランスの良い食事・睡眠・適度な運動」を心掛けることが大切です。
髪の毛の成分は、80~90%がケラチンタンパク質でできています。タンパク質はもちろんのことミネラルやビタミンが髪の毛の成長には欠かせません。
東洋医学では、毛髪を「血余(けつよ)」と言い、血の余りと考えられています。生きるために必要な血液が体に十分にいきわたった残りが毛髪を栄養すると考えられています。
「あなたの頭皮は、動かすことができますか?」
薄毛や抜け毛で悩んでいる方の頭皮は、
「薄く、硬く、赤茶色」
になっています。
指の腹で頭皮を押さえたまま頭皮を動かそうとしても、薄くなっている部分はあまり動かないことが多いです。
薄毛治療により頭皮の状態が改善していくと頭皮が
「厚く、柔らかく、白色」
に変化していきます。
頭皮が厚く、柔らかくなると発毛スピードがあがります。
髪の毛に栄養を送り届ける血管は、頭皮の中にあります。頭皮が薄く硬くなっていると、髪の毛に十分な血液は届きません。
知っておくべき薄毛治療薬
皆さんは、病院やクリニックで処方される薄毛治療薬を十分に理解してらっしゃいますか?
体に直接つけたり、服用するものですから、ご自身の健康のためにも理解してお使いください。
ここでは、必要最低限知っておいてほしいお薬について解説します。
抜け毛を抑制する薬
(男性)フィナステリド・デュタステリド(女性は服用禁止)
(女性)スピロノラクトン
フィナステリド・デュタステリド
男性型脱毛症治療薬です。
国内認可されています。
髪の毛を生やす発毛効果はありません。
テストステロン(男性ホルモン)が、5αリダクターゼという酵素と結合してジヒドロテストステロンという活性の高い男性ホルモンに変換されます。
このジヒドロテストステロンが、毛母細胞にある受容体と結合することで髪の毛の成長を抑制・停止させるTGF-β1やFGF-5などの因子を発生させます。
フィナステリド・デュタステリドは、還元酵素である5αリダクターゼの働きを阻害することでジヒドロテストステロンに変化させないことでヘアサイクルを正常化して薄毛・抜け毛を改善する薬です。抜け毛を抑制するだけで、髪の毛を生やす発毛効果はありません。
ジェネリックの選び方
フィナステリドは、先発薬プロペシアのジェネリックです。
ジェネリックは、プロペシアと効果・効能がほぼ同等と厚生労働省から認めれていますが、添加物の違いなどがあり完全一致ではないのです。
同じフィナステリドでも、微妙に効果が違うのはそのためです。
フィナステリドは、2023年1月現在、11社の製薬会社から製造・販売されていますが、「沢井製薬と富士化学」のフィナステリドの成分が、プロペシアに近いとされています。どのフィナステリドにすればよいか迷われた時の参考になさってください。
男性型脱毛症(AGA)は、進行性の病気です。
発症した場合、髪の毛を維持したい間はフィナステリド・デュタステリドを飲み続ける必要があります。
スピロノラクトン
本来は、高血圧の薬で降圧剤です。
利尿作用があります。
一部の女性の抜け毛を抑制する効果があります。
薄毛治療薬として国内認可されていません。
女性も少量の男性ホルモンを持っています。
従来、女性の薄毛は、更年期で女性ホルモンが減少すると男性ホルモンの比率が上がるため、男性と同じように男性ホルモンの影響で薄毛・抜け毛になると考えられていました。
上記理由から「女性の男性型脱毛症:FAGA」と呼ばれていました。
スピロノラクトンは、男性ホルモンの影響による抜け毛を抑制する効果があります。
つまり、
病気や更年期などにより男性ホルモンの比率が増えたことによる抜け毛にしか、スピロノラクトンの抜け毛抑制効果はないと言うことです。
残念なことに血液検査もせず、十分な説明もないままスピロノラクトンを処方し続けたり、効果の確認をせずに1年間の長期契約を結ばせたりするクリニックが存在します。
2~3ヶ月程度服用して効果がない場合は、服用の中止を医師に相談した方が良いでしょう。
近年、若い女性の薄毛・抜け毛が増えてきて、薄毛の原因が、更年期などの女性ホルモンの減少(男性ホルモンの比率増加)による影響だけでは説明がつかなくなりました。
そのため、呼び名も「女性型脱毛症:FPHA-Female Pattern Hair Loss」と改訂されています。
現在でも、女性の薄毛の原因は解明されていません。
髪の毛を生やす薬
(男性・女性)ミノキシジル
本来は、高血圧の薬で降圧剤です。血管拡張作用があります。
副作用として、多毛があったことから薄毛治療薬に転用されました。
外用薬 ⇒ 国内認可されています。大正製薬のリアップが有名です。
内服薬 ⇒ 国内だけでなく薄毛治療薬として全世界で認可されていません。
副作用
内服薬は、外用薬よりも発毛効果は高いですが、その分副作用も強くなります。
胸痛、心拍数増加、動悸、息切れ、呼吸困難、うっ血性心不全、むくみや体重増加などの重大な心血管系障害、肝機能障害などが生じる危険性があることが報告されています。
あまり知られていませんが、ミノキシジルの血管拡張作用は動脈にしか作用しません。
〇動脈-心臓から体全体に栄養分を送り届ける血管
〇静脈-体の中の老廃物や二酸化炭素を回収して腎臓・肝臓・肺などを経由して心臓に戻る血管
心臓 ⇒ 動脈 ⇒ 静脈 ⇒ 心臓
心臓を中心に1本の管がグルっと体内を一周して心臓に戻るとして、動脈だけが広がり、静脈の太さが変わらなければ、血液はスムーズに流れることができず、心臓や血管に負担がかかります。
例えば、高速道路で4車線が急に2車線になったら、渋滞が発生します(ボトルネック現象)。
ミノキシジルを服用することで、ボトルネックのような状態が体の中でも発生します。
特に、心臓・循環器系が弱かったり、病気がある方はミノキシジルの服用に注意が必要です。
ミノキシジル外用薬の濃度を上げた場合でも、副作用は、頭皮のかゆみ・頭皮の不快感などが主で心臓・循環器系の影響は少ないようです。
一方、ミノキシジル内服薬の濃度を上げた場合、肝臓や心臓・循環器系に及ぼす影響が強く健康被害の危険性が高まる※ため注意が必要です。
※厚生労働省から日本医学会や日本医師会などに
「国内未承認のいわゆる発毛薬の服用が原因と考えられる健康被害の発生について」というタイトルで「安易に服用を指示または投薬をしないように」注意喚起・周知依頼がされています。
ミノキシジルの効く人・効かない人
外用薬よりも発毛効果が高い内服薬でさえ、
〇顕著に発毛の効果が出る人(レスポンダーと言います)は、全体の25%
〇やや改善する人は、20%
〇まったく効果のない人は、55%
ミノキシジルによる発毛効果が顕著に現れるタイプの人は、ミノキシジルの濃度を上げなくても発毛します。
一方、
薬に反応しない残り55%の人(ノンレスポンダー)は、どれだけ濃度を上げても発毛しません。
その事実について事前に説明されることは殆どありません。
半年~8ヶ月程度服用しても効果がでない人は、ノンレスポンダーの可能性が高いので他の治療法を探すことをお勧めします。
薬を止める場合でも、急に止めると(断薬)大量の抜け毛に繋がる場合があるので、医師と相談して段階的に服薬量を減らすこと(減薬)が望ましいです。
当院の薄毛治療
当院の薄毛治療は、
〇性別・年齢に関係なく
〇薄毛、抜け毛で悩んでいるすべての方に
〇「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」に基づく正確な知識の提供と
〇東洋医学の全身治療および
〇解剖学(西洋医学)に基づく毛髪と皮下組織の構造、頭部の血管の走行・方向や微弱電流の流れ方などを踏まえた
確かな治療技術を提供しています。
当院の薄毛治療のメリット
①皮膚科やクリニックなどで薄毛が改善しなかった場合でも改善しています。
②薬を使わないので副作用の心配がなく安心です。
③写真撮影(毎回)・マイクロスコープ撮影(初回および随時)により治療効果を客観的に確認します。
④完全予約制ですので、人目を気にせずに質問・相談・治療が可能です。
⑤年齢・性別に関係なく薄毛治療を受けられます。
【補足】
②薬を使用しないので、妊活中・産後でも治療可能です。
(妊娠中の薄毛治療)
妊娠中は、お腹の赤ちゃんに優先して血液を送り届けたいことから、頭部に血液を集める薄毛治療はお勧めしていません。
また、妊娠中は、髪の毛の成長期を伸ばし丈夫にする女性ホルモンが豊富に分泌されているので抜け毛が減少して薄毛になりにくい時期です。
産後の脱毛に備えた治療をお勧めします。
赤ちゃんがお休みになるスペースはあります。赤ちゃんと一緒に来院することも可能です。
薄毛治療薬(外用・内服ともに)は、胎児・赤ちゃんの健康を損なう危険性があるため、妊活中や妊娠中、産後授乳中は塗付・服用できません。
治療構成
4つの組み合わせにより、薄毛改善・発毛のスピードアップが可能となります。
①首のマッサージ
②頭皮への鍼
③2種類の微弱電流
④頭皮マッサージ
東洋医学に基づき全身の状態を整え、解剖学に基づき「頸部や頭部の血管の走行」や「頭部の電気の伝わり方」を踏まえた薄毛治療を行っています。
鍼に流す微弱電流の流し方を工夫することで、「太い鍼で頭皮が痛むほどの強い刺激を与えなくても」優しく心地よい鍼で効率的に発毛を促進することを実現しています。
ダウンタイムがないので、薄毛治療を受けた日も普段通りの生活を送って頂けます。
頭皮を「薄く硬くなった状態」から「厚く柔らかい状態」へと改善し、毛根(毛母細胞)の発毛能力を高めます。
薄毛になりにくい体を作るために頭皮・体のケア方法をお伝えすることも当院の大切な役割だと思っています。
治療期間・回数
治療期間・回数は、
①本人がどの程度まで髪の毛を取り戻したいか、
②薄毛の進行度合いや本人の生活習慣(食事・睡眠・運動・ストレスなど)
によって幅があります。
(治療期間の目安)
薄毛が軽度 ⇒ 2、3ヶ月~
薄毛が重度 ⇒ 半年~1年ほど
(治療回数)
予防・再発予防 ⇒ 月に1~2回
発毛させたい場合 ⇒ 週に1回以上または月に2回以上
薄毛が進行している場合、月2回では十分な効果が得られず、現状維持にとどまる場合があります。
頭皮の状態が改善すると発毛スピードが上がります。
治療開始後1~2ヶ月間に週1回以上通院して1日も早く健康な頭皮を手に入れることが、結果として総治療回数・総治療費の減少につながります。
(例)総治療回数を16回とした場合
①月4回×4ヶ月
②月2回×8ヶ月
多くの場合、短期間に集中的に治療する①の方が発毛効果は高くなります。
(発毛を実感し始める時期)
当院では、治療開始後、早くて1ヶ月、遅くても3~4ヶ月くらいです。
多くのクリニックは、「発毛を実感できるまでの期間は、早い患者様で3~4ヶ月、多くの患者様が半年くらいが目安となっています。」と記載しています。
治療費の目安
1ヶ月治療費
〇当院➡️ 2〜4万円(1回1万円、月2回〜週1回)
〇クリニック➡️ 4.6万円※
※クリニックは競って低価格を売りにしていますが、発毛症例写真の治療内容を見ると、実際は、多くの場合メソセラピーなど高額の治療が含まれています。5つのクリニックの「症例写真の治療内容」をもとに各クリニックの料金表から抽出した金額の平均値を使用しています。(78,000~17,000円)。調査したクリニック(6院)の中で1院のみ、正直に半年844,800円(月額140,800円)と実額を明記していましたが、他院と比較して高額だったため、集計対象から除外しています。
皮膚科やクリニックなどで薄毛が改善しなかった場合でも改善しています。
1人で悩まずにお気軽にご相談ください。
きっとお力になれると思います。